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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第33章 寂しがり


『ミオそんなんいる?』

『だって恥ずかしいじゃん』

『顔グチャ〜なってるやん
普通ので撮ろうや』

そう言って彼女からケータイを奪って
普通のカメラを起動した。

『え〜私キモいもん』

『キモくないわホレ撮るぞ』

顔を寄せ合い彼女の頭に手を乗せ
パシャっと撮った。

『気に入らん?』

写真をじっと見つめる彼女に
不安になる俺。

『ううん…ツカサ…カッコイイ』

『ミオも可愛いで』

チュッとおデコにキスをする。

『SNSに載せていい?』

『は?それは辞めろ恥ずかしい』

『鍵付きだから友達しか見ないもん
ね?お願い!』

『ホンマに身内しか見ぃひん?』

『ほんと!』

『…しゃあないな』

『やったー!ありがとうー!』
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