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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第33章 寂しがり


『たまに迎え来てくれるじゃん
それで友達が彼氏見せてって言うの』

『見せもんじゃねーぞ』

彼女の頬をぷにぷにする。

『お願い!一緒に撮ろ?』

『…1枚だけやぞ』

別にイケメンでもない俺。
あまり写真を撮られるのは好きじゃない

『ありがとうー♡』

彼女は嬉しそうにアプリを開いた。

『どれがいいかなー』

彼女はポチポチと画面を押す。

『なにそれ?』

『知らないの?顔スタンプで
可愛いエフェクトかけるんだよ』

なんのこっちゃわからない…。

『うさぎと犬と猫どれがいい?』

そう言う彼女に顔を近づけ覗き込む。

『おぉ!すげぇ!』

俺にうさ耳が生えた!
なんか頬もピンクだし目もでかい。

…キモくね?
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