パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第37章 純粋な勘違い

今だけの甘酸っぱい青春。
楽しめばいいやん。

『ツカサは…それでいいの？』

『他の奴にも好かれる女に
好かれる俺ってなんか優越感があるやん？』

『…ばか』

『ミオはそのバカが好きなんやろ？』

敢えて見せ付けるように
ミオにイチャ付き始める俺は
やっぱり大人気ない。

『市井君…ごめん…帰ろ？』

ミキは彼にそう言って席を立たせる。

『ミオ…変な事してごめんね？』

『ミキの世話好きには
呆れる事もあるけど感謝もしてるよ』

謎の女の友情を確認すると
失恋した彼を連れてミキは帰った。

奪い取られる日が来る事を
密かに楽しみにする俺。

『ツカサ…』

『ん？』

『私はツカサから離れないからね？』