この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
魔法使いで紳士なヴァンパイア
第5章 まだまだ若い
顔を上げさせようと頬に手を添えた。
突然合わされる唇。
チュ…と音を立て離れた。
『…レイナ…?』
『その人と…別れてよ』
『…は?』
『私じゃダメなの?』
『いや…その…』
『ねぇ!私と付き合って!』
『…俺…彼女の事好きやし…』
『じゃあ私は!?』
『……友達…?』
『もう友達は嫌だっ』
『…そんな寂しいこと言うなや…』
『じゃあ彼女にして!』
『だから…』
『2人目でいいからっ!』
『えぇ…』
プレゼントで上がったテンションも
一気に冷めて眠気を思い出す。
…眠い……
『ねぇ?私よりその人の方がいいの?』
俺の顔を覗き込むように近付く。
あぁ…そんな目されたら…