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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第9章 悪い癖
いつの間にか寝てしまっていた。
時計を見る。
3時過ぎを指している。
窓を見た。
……明るくない?
混乱する頭にズキっと痛みが走る。
『…ったぁ…。』
鏡を見に行くと腫れてはないものの
眉の辺りから頬骨が青紫に変色していた。
……。アイツ縦で殴ったな。
無意味な分析をした。
きゅるるるる
あぁ腹減った…。
風呂も入りたい…。
俺は1階に降りた。
一先ずシャワーを浴びる。
血行良くなったら色戻るかな?
顔にシャワーを掛けてみる。
……痛いだけだった。
シャワーから出てリビングに向かう。
そこでは父と母が談笑していた。
『おーツカサ…てどないしてんや?』
父は目を丸くする。