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友泉(ゆうみ)とたっくん
第1章 友泉(ゆうみ)とたっくん
「どうもすみませんでした…道路が渋滞していておそくなりました。」

60代のご夫婦は、回り道をしておそくなりましたと今村さんに伝えました。

ご夫婦は、お見合い相手のお兄さま夫婦でありました。

「無事に着いて、よかったわ。それでは始めましょうか。」

今村さんは、ほっとした表情ご夫婦に言うたあと、ぼくにお見合い相手の女性を紹介しました。

「たみおさん、紹介するわね…友泉(ゆうみ)さんです。」

今村さんからの紹介で、ぼくはかあさんと出会ったのでありました。

かあさんは、白のワンピース姿でぼくの前に立って深々とおじぎをしていました。

かあさん(友泉)は、51歳(出会った時の年齢)で、93センチのGカップのふくよか過ぎる乳房で、優しい女性(ひと)でありました。

この時ぼくは、ぼくがちっちゃい時の母の姿を思い出していました。

かあさん…

ぼくはこの時、想いが強くなったのでありました。

紹介からわずか1分後のことでありましたが、かあさんはおにいさん夫婦にぼくと結婚すると言いだしたのでありました。
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