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第7章 公開治療 紗季のプロフィール

紗季の紹介を続ける里穂。
「さて、お待ちかねの、この娘の性歴紹介です。趣向を変えて、皆様にクイズです。さて、紗季は処女でしょうか？ まだ、男性経験が無いと思う方は、御起立下さい・・」
里穂の言葉に、半数以上が立ち上がった。

その時、声が上がった・・

「里穂ちゃん、処女って何？ 処女膜が破れてるってコト？ それなら、運動や、オナニーや、生理でタンポン使っても、あり得るし・・あと、男性経験って？ キスは？ それとも、ペッティングの事？
例えば、男にオーラルで逝かされちゃったとか、或いは、レズってバイブを使われたとか・・里穂ちゃん、女の声がでしょ、教えて」

戸惑う里穂に、代わって明がマイクを握る。
「結構、鋭い質問ですねっ・・私も医者の端くれですから、お答えしますが・・ハッキリ言って、明確な決まりは無いです。
ただ、処女膜の破瓜が、処女かどうかの条件では無いのは、断言出来ます。処女膜は、人により様々で、おっしゃる通り、自然に破れている娘も多いですし、セックスしてもそのままの娘もいます」

真剣に耳を傾ける観客、明の説明が続く。
「次に、男性経験ですが、これも曖昧です。元々、異性は惹かれ合う様に存在しています。勿論、マイノリティー、所謂、レズやホモの方も、私は認めますが・・今日も、紗季に純粋に興味を持たれた女性の方もいらっしゃいますが・・」
何人かの女性が、頷いたり、顔を背けたり、反応する。

里穂も順も、そして紗季さえも、明の弁舌に心を奪われていた。