この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第5章  店の裏側


 そこで働くなら、別の寮もあるそうだ。
 支配人は私をその店に売りたがっていたが、私は泣いて嫌がった。
 今の店より酷い。
 それにそんな店に移れば、瀧澤に嫌われてしまう。
「梨香さん。どうするの? この先……」
 事務室で、支配人と話しをしていた。
「もう借金は、返せる額じゃないだろう?」
「はい……」
 声が小さくて、支配人に聞こえただろうか。
「あの店とか、同伴やアフターが嫌なら、他にも、いい所があるよ?」
「どういう、仕事ですか?」
 それは大きな声で言った。
「それは、行き先によってだから。俺には、解らないなあ」
「行き、先?」
「オークションに、出るんだよ」
 意味が解らない私に、支配人が説明してくれる。
「闇オークションがあってね。そこでお屋敷に買ってもらうんだよ。億単位でね。その半額はこっちに払われるから、闇金もちゃんと返しておくよ。それは約束するから」
 もう、それしかない。
 このままあがいても、借金が膨らむだけ。
「お願い、します……」
 うなだれるように、頭を下げた。
「じゃあ、すぐに手配するから。今日はもう、店に出なくていいよ。どうせ指名も少ないし。明日の昼頃、店に来て。オークション関係の男を、呼んでおくから」
「はい……。失礼します……」
 頭を下げて、事務室を出た。


/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ