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SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第1章 学生からの旅立ち
「あの店の子は、みんな客と寝てるんだよ? それが密かな評判で、品定めに行くんだよ」
「そんな……」
信じられない。嘘をついて、そう思い込ませようとしているのかもしれない。
「だからさあ……」
服を脱がそうとされ、部屋の隅へ逃げた。セックスは怖くないが、客とするのは嫌だ。
「ほら。早くしないと、店に間に合わなくなるよ?」
客に追い詰められ、ワンピースのジッパーを降ろされる。
「いい子だから、ベッドにおいで? 18歳未満だってこと、店には黙っててあげるから……」
私にとっては殺し文句。
今クビになれば、バンスさえ返せない。
「や、優しく、してください……」
覚悟を決めてワンピースを脱ぎ、下着姿でベッドに横になる。
今の私は、“可愛らしい梨香ちゃん”。仕事モードでないと、この先来てくれなくなるかもしれない。
「あのぉ。また店に、来てくれますか?」
「ああ。約束するよ。抵抗しなければね」
「はい……」
客はブラを外してすぐ、乳房を揉み始める。
「はぁっ……」
可愛らしくとは思っても、セックスになれば地が出てしまう。
乳首をしゃぶられただけで、ビクンと体が跳ねた。
「ヤぁっ、はんっ」
「処女じゃないのか……」
客の呟く声が聞こえる。
「経験済みなら、気にすることないね。楽しもうか」
そう言うと、すぐに下着を脱がされる。客も全裸になり、覆い被さって来た。
「あっ、はぁんっ」
乳首をしゃぶられ、もう一方は指でグリグリと。空いた手では、秘陰(ひいん)をまさぐっている。
「あぁっ、んんっ」
セックスは、先輩の家を出る前日以来。それまで一ヶ月近く、オモチャのようににされていたから、体の奥が疼いてくる。
「梨香ちゃん、可愛いよ……」
下半身に行った客に、秘陰に指を挿れられた。
「あんっ、はぁっ」
「もうビショビショだよ? いやらしい子だね。タイプだよ……」
確かに、クチュクチュと聞こえてくる。
中学時代から慣らされた体は、愛撫に反応してしまう。
どうなってでも、私は金を稼ぐ。そう思うと、少しは気が楽になれた。