この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
SWEET POISON「奴隷メイドオークション」番外編
第9章  決別の決心



「行ってらっしゃい」
「行ってきます……」
 玄関でキスをしてから、会社へ行く和哉を見送る。
 そんな小さな出来事さえ、幸せで堪らない。
 離れるのは淋しいが、彼はまたここへ帰って来る。その時は、飛び切りの笑顔で出迎えたい。
 幸せ混じりの溜息をついてから、エプロンをすると、身が引き締まる。
 まずは、和哉の部屋の床掃除。
 丁度終わった時にベッドが届き、男性4人がかりでセッティングしていってくれた。
 後は各部屋の掃除。
 元々綺麗だったらそう苦労することはなく、洗い上がった洗濯物を干したらおしまい。
 乾燥器はあるが、下着以外は2階のベランダで陽に当てた。この方が、気持いいだろう。それに私も、何故か清々しい気分になれた。
 これが、普通の生活。
 そんなことから長く遠ざかっていたせいなのか、新鮮にも感じられる。
 合間に、簡単な昼食を摂る。
 昨日買ってきたパンには、避妊薬など入っていない。それさえも嬉しい。
夕方に洗濯物を取り込み、畳んでそれぞれの部屋のタンスに片付けた。
 以前と比べれば忙しいとも思うが、その全てが、新しい生活へのスタート。
 生まれ変われた私は、この場所を大切にしたいと感じる。
 メールをくれた時間通りチャイムの音が鳴り、玄関へと走った。
「おかえりなさいっ!」
 思わず抱き着き、和哉は戸惑った様子。
「た、ただいま……」
「どうしたの?」
「いや……。こんなの、初めて、だから……」
 私と同じように、彼も初めて。そんなことも、嬉しいと感じる。
 軽いキスの後、もう1度強く抱き着いた。
「まずは、着替えて、くるよ……」
 照れているらしく、和哉は少し顔が紅い。
「すぐ、夕飯にするね」
「ああ……。簡単で、いいからね」
 私には、まだ簡単な物しか作れない。ネットのレシピを参考にしながら、少しずつ覚えて行きたい。
 夕食は、スープとサラダとパスタ。どれも、ボリュームだけはあるようにした。
 和哉が、良く冷えた白ワインを出してくる。
 来た時の冷蔵庫は酒類や飲み物ばかりだったが、昨日買い物をして、今は食材だらけ。
 彼はこんなメニューでも、全て「美味いよ」と言ってくれる。和哉らしい。
「風呂、先に入る?」
「ううん。先に入って」





/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ