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会えたから
第32章 そして、運命の人が
私が立ち上がると

「待って。またそのままフェードアウトするつもりでしょ?」そう言って腕を掴まれた

「あ、バレた?」

「ミオの行動パターンは分かってるんだよ」怒っている

「同棲していた彼女が妊娠しました。流産しました。別れました。せめて友達になって下さいって言われてもね、前にも言ったけど私は私で精一杯なの。何度も言うけど綺麗な身体でもない。」

「それさ、一つ聞いていい?」

「この際だから何でも答えるよ。どれだけ最低か分かるから」

「セフレは青城?」

「そ。」

「無理矢理されたのも?」

「あー、それは元カレ。好きじゃないのに、押し切られて付き合って、好きじゃないのにSEXが良くて離れられなくて、初めは良かったんだけど終わり頃は別れてくれなくて、ストーカーみたいになっちゃって、その時にセフレの事がバレて怒り深々で無理矢理みたいな?引くでしょ?」

リョウは頭をガシガシ掻いたあと、私を抱きしめると「俺がちゃんとついてたらそんな想いさせなかったのに」と呟いた

「だからさ、その辺は私の自業自得なの。それ以外に雰囲気に流されてシてしまった事もあるし、中には奥さんのいる人もいた。これだけ聞いたらいい加減、私の最低っぷりが分かったでしょ?」

「元カレもワンナイトも気にならない。それより青城。」

「こだわるねー。」

「そりゃそうでしょ?俺と別れて会ってくれない間に付き合ってるって噂になったし、アメフトなんて知らないハズなのに観に行ってるみたいだったし、2人で帰ってるみたいだったし」

「高校生の時の話だよ。付き合ってはない。アメフトは観に行ってた。塾からの帰りは一緒の事が多かった」

「何でセフレになったの?付き合ってとか言わなかったの?」

「初めカッコいいな。と思ったのは確か。好きも言われてないのに寝たのも事実。未だに核心に迫るような事を聞けないけど、キッパリ切ることも出来ないからズルズルと続いてる。。感じ?」

「青城の子、もしかして木下?」

「そう。」

「はぁ。。。やっぱり。そいつ、彼女いるよ」

「そんな事、今更どうでもいいし、聞きたくない。妬いてるの?」

「物凄く、、、狂いそうなくらい。。。。妬いてる」

胸がドキドキした。
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