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会えたから
第32章 そして、運命の人が
近くの公園でリョウはタマキちゃんの事を話し始めた

タマキちゃんは、リョウはずっとミオの事が好きなんだ。って分かっていたが、自分が忘れさせるつもりで一緒にいた事。
私と再会した辺りからリョウの様子がおかしいと気付いていた事。
妊娠して二人で育てるつもりだったけど、流産して心に穴が開いてしまった事。
その時に一番傍にいてくれて寄り添ってくれたのが今の彼氏(?)好きな人(?)だって事。

「タマキはミオを取り戻せ。って言うんだ」

「私、この前も言ったけど最低女なの。もうすぐ30だけど結婚するつもりもないし、一人で生きて行くための資格も取ったし、仕事も忙しい。遊ぶのもまだまだ辞められない。自分勝手なの」

「自分の事、そんな風に言わないで。俺もタマキの事も忘れたわけじゃないから、すぐに付き合ってとも言わないし、言えない。でも友達になれない?」

「本当に最低だよ?セフレを切るつもりも、片想いの大好きな人を諦めるつもりもないよ?そんな女が友達でいいの?」

「ヤスみたいにミオが辛いときに呼び出してくれるだけでいい。昔から何かあったらヤス呼ぶでしょ?ヤスよりは頼りになるから」

「考えとく。」そう言って立ちあがった
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