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会えたから
第36章 そしてまた新たな出会いが
「なにが?」

「だから~何もなくていいから~~抱きしめて寝たいの~一緒に寝て?」

何もないはずないじゃん!それくらいはダメ女道を突っ走ってきたオバサンにでも分かるわよ=3=3

「もうちょっと夜が更けてから考えよっか?」

「んーー?考えてて?ね?ね?」顔を覗き込むように言ってくる

「あのさ、嫌だったらゴメンネ?ジュン君って女子と喋ってるみたい」

「あ~~よく言われる~~俺~~5人兄弟で~~真ん中なんだけど~~兄弟皆んな女子なの~めっちゃ女系!」

「すんごい納得!」この女あしらいの上手さも、喋り方も。急にジュン君に興味が涌いてきた。

「次どこ行く~~??飲みに行く~~??」

「今何時だろ?」

「うーーんと~~(携帯をごそごそ)もうすぐ12時」

「おっと!電車大丈夫?」

「ミオちゃん抱っこして寝るから大丈夫~」

「あーーさっきの話ね」

「ちょっと飲んでいこ~~」

ココで気が付いた。ジュン君はちゃんと目を見て話をする
それから、ちゃんと「ありがとう」が言える
結構いい子かも??この短時間で決めなくてはいけない

帰るなら今が最後のチャンス。

私は帰れるけど、ジュン君は電車がなくなったら帰れない

ここで私はいつもの心任せに口を開いていた
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