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セックスと愛とフレグランス
第3章 シャーク
間違いなく智広と同じ考えの人間もいるだろう。
風俗店の広告を見て、入浴料だけで遊べると思い込み来店する客はゼロではないはずである。
すると佐目は、カクテルを一口飲み智広に向き直った。「いいか、よく聞け」と大学教授のような表情を浮かべソープランドの解説を始めた。
そもそもソープランドというのはな――、と佐目が得意げに語りだした。
設定料金を知りソープランドに興味が失せ始めた智広だったが、佐目に抵抗する気力は湧かなかった。