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セックスと愛とフレグランス
第5章 人魚
「浦田ちゃん、この店初めてなんでしょ。ツイてるよぉ」
浦田ちゃん、と「ちゃん」付けで呼ばれることに全身が粟立った。
この男性との距離感の取り方がいまいち掴めない。
「どうして初めてってわかったんですか?」
「だってぇ、モニターの真ん前で身を乗りだして画面を食い入るように見つめる男なんていったら初めてに決まってるじゃん。そんな客、滅多にいないから」イワオは辺りをきょろきょろと見渡すと手の甲で口元を隠し声を潜めた。「もしかしてソープ自体も初めて?」
えっ、と絶句してしまう。
どうして見破られたのだろうか。
浦田ちゃん、と「ちゃん」付けで呼ばれることに全身が粟立った。
この男性との距離感の取り方がいまいち掴めない。
「どうして初めてってわかったんですか?」
「だってぇ、モニターの真ん前で身を乗りだして画面を食い入るように見つめる男なんていったら初めてに決まってるじゃん。そんな客、滅多にいないから」イワオは辺りをきょろきょろと見渡すと手の甲で口元を隠し声を潜めた。「もしかしてソープ自体も初めて?」
えっ、と絶句してしまう。
どうして見破られたのだろうか。