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セックスと愛とフレグランス
第5章 人魚
するとイワオは、浦田ちゃーん、と猫撫で声を出した。
「これから話すことは二人だけの秘密にしてもらえるかな。そしたらコッソリ教えてあげちゃってもいいよ」
「誰にもいいませんのでお願いします」
別に知りたいわけではない。
ただ、ちょっとした興味本位で聞いてみただけなのだ。
「泉ちゃんは最近、お茶挽きなことが多いんだよ。――ああ、お茶挽きっていうのはね。出勤しても客が一人もつかないコンパニオンのこと。だから今日のワイは義理風呂なの」
「義理風呂ってなんですか?」
「これから話すことは二人だけの秘密にしてもらえるかな。そしたらコッソリ教えてあげちゃってもいいよ」
「誰にもいいませんのでお願いします」
別に知りたいわけではない。
ただ、ちょっとした興味本位で聞いてみただけなのだ。
「泉ちゃんは最近、お茶挽きなことが多いんだよ。――ああ、お茶挽きっていうのはね。出勤しても客が一人もつかないコンパニオンのこと。だから今日のワイは義理風呂なの」
「義理風呂ってなんですか?」