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セックスと愛とフレグランス
第6章 ハイスクール
とすると、考えられるのは兄の孝介しかいないが、彼がキッチンに立って洗い物や料理をすることは想像できない。
なぜなら、孝介は常々「男がキッチンに立つなんてありえないだろ」とのたまっている。
なので智広でさえ、キッチンに立つ兄のそんな姿を一度も見たことがないのだ。
智広が立つリビングの入口からはダイニングの様子はうかがえなかった。
なので、息を殺しながらゆっくりと前進する。
すると、壁に隠れていたダイニングキッチンの様子が徐々に見えてきた。
ダイニングの南側には、リビングとは違い、横長の出窓が腰の高さの位置に設けられており、その前には母親が選んだカーテンが掛けられ、窓側の壁にはイタリア製のテーブルが置かれている。
なぜなら、孝介は常々「男がキッチンに立つなんてありえないだろ」とのたまっている。
なので智広でさえ、キッチンに立つ兄のそんな姿を一度も見たことがないのだ。
智広が立つリビングの入口からはダイニングの様子はうかがえなかった。
なので、息を殺しながらゆっくりと前進する。
すると、壁に隠れていたダイニングキッチンの様子が徐々に見えてきた。
ダイニングの南側には、リビングとは違い、横長の出窓が腰の高さの位置に設けられており、その前には母親が選んだカーテンが掛けられ、窓側の壁にはイタリア製のテーブルが置かれている。