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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女
全身に重力を感じた。
カゴ上部の液晶画面を見上げると「3」を表示していた。
目的階に到着したようだ。
低い音を立てながら扉が開いていく。
突然、桐原愛が智広の掌を握った。
一気に心拍数が跳ね上がる。
「こっちよ」と彼女に手を引かれエレベータを降りると、エレベータホールの右側には一階に置かれていたものと同じ人魚像が視界に飛び込んでくる。
彼女はその像が見えないかのように左に曲がった。
智広は彼女とともに通路を進む。
愛先輩の一歩後ろを歩きながらビル内に視線を巡らす。
カゴ上部の液晶画面を見上げると「3」を表示していた。
目的階に到着したようだ。
低い音を立てながら扉が開いていく。
突然、桐原愛が智広の掌を握った。
一気に心拍数が跳ね上がる。
「こっちよ」と彼女に手を引かれエレベータを降りると、エレベータホールの右側には一階に置かれていたものと同じ人魚像が視界に飛び込んでくる。
彼女はその像が見えないかのように左に曲がった。
智広は彼女とともに通路を進む。
愛先輩の一歩後ろを歩きながらビル内に視線を巡らす。