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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女
薄いピンク色に染められた壁には、エレベータ同様、広告や注意書きの類はなく、その代わりに等間隔で絵画がぶら下がっていた。
その画を覗くとほとんどが裸婦の絵であり、どちらかというとイラストに近い印象を受けた。
二人がようやくすれ違えるような通路には、行き交う人は全くおらず、待合室と同じようなピアノ音楽が微かに流れている。
突き当たると左に曲がり直進する。
正面には非常階段へ続く扉らしきものが見えた。
その上部には誘導灯が場違いな緑色の光を発し、その横では監視カメラの赤い起動ランプが点灯している。
その画を覗くとほとんどが裸婦の絵であり、どちらかというとイラストに近い印象を受けた。
二人がようやくすれ違えるような通路には、行き交う人は全くおらず、待合室と同じようなピアノ音楽が微かに流れている。
突き当たると左に曲がり直進する。
正面には非常階段へ続く扉らしきものが見えた。
その上部には誘導灯が場違いな緑色の光を発し、その横では監視カメラの赤い起動ランプが点灯している。