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セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
「だったらさ、俺とデートの時にだけ付けてよ。その方が俺も嬉しいし」
わかった、と満面の笑みを浮かべた愛先輩の顔が智広の心に突き刺さった。
こんな幸せそうな彼女の表情を今まで見たことがなかったからだ。
女性というのは、好きな男性から愛されると、こんな幸せそうな顔をするのかと初めて知ったのかもしれない。
二人の世界に浸っている孝介と愛先輩に背中を向けリビングを抜け出すと浴室に向かった。
ゆっくりとシャワーを浴び二階にある自室に籠る。