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セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
階下のダイニングへ下りるつもりはなかった。
食事を終えたかもしれないキッチンでは、どんなことが繰り広げられているのか不明である。
突然入室して、二人がキスなんて交わしていたら目も当てられない。
憧れの女性のキスシーンなんて絶対に見たくない。
しかも、相手は実の兄なのだ。
自室の窓際に置かれたベッド上で両手を後頭部に回した智広は、ふーっとため息を吐きながら仰臥する。
ベッド横の丸いローテーブル上に置かれたエアコンのリモコンを握ると電源を入れた。
窓の上に設置されたエアコンが低い音を立てながら冷風を吐き出す。
「愛、か……」とつぶやいてみる。
食事を終えたかもしれないキッチンでは、どんなことが繰り広げられているのか不明である。
突然入室して、二人がキスなんて交わしていたら目も当てられない。
憧れの女性のキスシーンなんて絶対に見たくない。
しかも、相手は実の兄なのだ。
自室の窓際に置かれたベッド上で両手を後頭部に回した智広は、ふーっとため息を吐きながら仰臥する。
ベッド横の丸いローテーブル上に置かれたエアコンのリモコンを握ると電源を入れた。
窓の上に設置されたエアコンが低い音を立てながら冷風を吐き出す。
「愛、か……」とつぶやいてみる。