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セックスと愛とフレグランス
第9章 泡姫

「浴室マットに横たわった状態の智広くんの身体にローションを垂らして、あたしが智広くんにマッサージするの。……まあ、マッサージっていっても身体同士をすり合わせたりとか、舐めてあげたりとかいろんなサービスをするから、それだけでイッちゃうお客さんも多いよ」
薄暗闇のバスルームに立てかけられているマットは、巨大な壁のようだった。
今にも智広に倒れてきそうな感覚を覚える。たとえ倒れてきたとしても、エアーマットなのだから怪我なんてするはずもないのにいい知れぬ恐怖を感じた。
マットより愛先輩と一緒にベッドに入りたいです、とつぶやいた。
薄暗闇のバスルームに立てかけられているマットは、巨大な壁のようだった。
今にも智広に倒れてきそうな感覚を覚える。たとえ倒れてきたとしても、エアーマットなのだから怪我なんてするはずもないのにいい知れぬ恐怖を感じた。
マットより愛先輩と一緒にベッドに入りたいです、とつぶやいた。

