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セックスと愛とフレグランス
第10章 フレグランス
「ちょっと、ここ開けてくれるかな?」ドアの向こうに立つ愛先輩が訊いた。
ドアノブに手を掛けた智広は一瞬躊躇したが意を決してそれを下げた。
そして、扉をゆっくりと押し開けていく。
廊下には、淡いブルーの長いワンピースの上に花柄のカーディガンを羽織った愛先輩が立っていた。
彼女の姿を見た智広は思わず声を失う。
というのも、こんな可愛らしい愛先輩を今まで見たことがなかったからだ。
高校二年の五月の終わり――。
智広が部活を終えて帰宅すると、玄関には愛先輩のブーツが置かれていた。
いつものことか、と気を重くしながらシャワーを浴び自室に籠った智広だったが、突然ドアをノックする音が聞こえた。
扉を開けると、目の前には愛先輩が立っていた。
ドアノブに手を掛けた智広は一瞬躊躇したが意を決してそれを下げた。
そして、扉をゆっくりと押し開けていく。
廊下には、淡いブルーの長いワンピースの上に花柄のカーディガンを羽織った愛先輩が立っていた。
彼女の姿を見た智広は思わず声を失う。
というのも、こんな可愛らしい愛先輩を今まで見たことがなかったからだ。
高校二年の五月の終わり――。
智広が部活を終えて帰宅すると、玄関には愛先輩のブーツが置かれていた。
いつものことか、と気を重くしながらシャワーを浴び自室に籠った智広だったが、突然ドアをノックする音が聞こえた。
扉を開けると、目の前には愛先輩が立っていた。