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第10章 フレグランス

「うう……」という言葉にならないうめき声が漏れた。

愛先輩は、じゅるじゅるといやらしい音を立てながら頭を上下に動かし智広の性器を弄んでいる。

今にも意識が飛んでしまいそうだった。

でも、愛先輩からは舐めているところを見ているように指示されているため視線を逸らすことは許されない。

彼女は、快感に犯されている智広の表情を見るのが楽しいのか、薄笑いを浮かべながら性器を舐めている。

ゆっくりと上下する彼女の頭を、遠のいていきそうな意識の中で見つめた。

このままでは、あっという間に絶頂へと達してしまうだろう。