この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セックスと愛とフレグランス
第11章 嫉妬
「でも、何でしょう?」おそるおそる声を出した。
「信じてもらえるかどうかわからないけど、孝介くんとはしてないよ」
「してないって、セックスをですか?」
虚を突かれ思わず声が上擦ってしまう。
「うん、してない。彼と交わしたのはキスだけなの。やっぱり孝介くんに対しては申し訳ないっていう感情があったんだよね。何度かセックスを迫られたことはあったけど、一度も行為に及んだことはなかったよ。それに……智広くんの部屋を訪れて、あの香水を見た瞬間気づいた。あたし……智広くんのことが好きだったんだなって」
「信じてもらえるかどうかわからないけど、孝介くんとはしてないよ」
「してないって、セックスをですか?」
虚を突かれ思わず声が上擦ってしまう。
「うん、してない。彼と交わしたのはキスだけなの。やっぱり孝介くんに対しては申し訳ないっていう感情があったんだよね。何度かセックスを迫られたことはあったけど、一度も行為に及んだことはなかったよ。それに……智広くんの部屋を訪れて、あの香水を見た瞬間気づいた。あたし……智広くんのことが好きだったんだなって」