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セックスと愛とフレグランス
第11章 嫉妬
扉が低い音を立てながら閉じていく。
カゴ内のシャンデリアが照明に反射してキラキラと輝いていた。
思わず目を細める。
あまりの眩しさに眩暈がしそうだった。
カゴ内の階表示は一定のリズムでカウントダウンを始めていた。
この状態のままこの店を出てしまえば、二度と彼女と会うことはないだろうということは想像できた。
ただ、どんな言葉を掛けてあげればいいのか全くわからなかった。
何かいわなければ、と焦った末、智広は「何歳なの?」という質問を発していた。
「何歳って、どうして今さらそんな聞くの? 智広くんの二つ上だから二十六歳に決まってるじゃん」愛先輩は右手の掌を口元に当てながら、ふふっと含み笑いを漏らした。
カゴ内のシャンデリアが照明に反射してキラキラと輝いていた。
思わず目を細める。
あまりの眩しさに眩暈がしそうだった。
カゴ内の階表示は一定のリズムでカウントダウンを始めていた。
この状態のままこの店を出てしまえば、二度と彼女と会うことはないだろうということは想像できた。
ただ、どんな言葉を掛けてあげればいいのか全くわからなかった。
何かいわなければ、と焦った末、智広は「何歳なの?」という質問を発していた。
「何歳って、どうして今さらそんな聞くの? 智広くんの二つ上だから二十六歳に決まってるじゃん」愛先輩は右手の掌を口元に当てながら、ふふっと含み笑いを漏らした。