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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第5章 慣れの問題

「お帰りなさいやし、お嬢様」
「……駄目よ、それ。」

 その日ビスカスは、主でもある愛する妻を出迎えざまに、突然駄目出しを喰らいました。



 ビスカスとローゼルが初床を済ませてから、しばらく経ちました。

 公にはしていませんが、ビスカスとローゼルは、婚約式の日と仮婚礼の日の、二回の初床を持ちました。
 婚約式の日は肌を合わせはしたものの、ローゼルの痛がる姿にビスカスが耐えかね、純潔を散らす事が出来なかったのです。ビスカス自身に女を抱いた経験が無かったというのも、無理に事を進めるのを躊躇った原因でありました。
 翌日の仮婚礼の日は、ビスカスがその日訪ねたサクナが助言と秘酒をくれたのと、交わりを持つ事自体が二度目だった為とで、ローゼルは酷く痛がる事は無く、無事に初床を終えました。
 破瓜の痛みは少なかったものの、体に異物を受け入れた影響からか、ローゼルは仮婚礼の翌日はほとんど部屋から出られませんでした。ビスカスは大事なローゼルの世話を甲斐甲斐しく焼きながら顔をでれでれ緩ませて、家族達には苦笑され、使用人達には散々揶揄われたのでした。

 ローゼルは結婚したらすぐにでも仕事を再開したかったのですが、そんな経緯で、果物園に出勤したのは昨日からです。
 しかも、昨日は二人で園主のサクナに挨拶しただけでしたので、仕事再開は今日からでした。
 今日ビスカスはタンム卿に頼まれ事をしていたので、行き帰りだけに付き添う事にして、ローゼルの仕事中は街まで頼まれ事を調べに行っておりました。
 そして、仕事が終わりそうな時間を見計らって愛しいローゼルを出迎えて開口一番言われたのが、「駄目よ、それ。」だったのです。

「……あのー、お嬢様?」
「お前、今私が言ってたこと、聞いていた?駄目よ、それ。」
「えっと……それって、どれでしょ?」

 ビスカスはローゼルの一方的で全く意味の分からない物言いに、頓着せずに質問しました。
 ビスカスはローゼルの夫でもありますが、産まれる前からの御付きでも有ります。結婚してから減りはしたものの、ローゼルの暴言や暴虐や酷い扱いは、朝飯前の夕飯後、日常茶飯事、日々の日課の様な物なのです。いちいち凹んだり怒ったり気にしたりなど、しようと思いもしませんでした。
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