この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Maria
第1章 愛徳の祈り
父親は空軍で他国に派遣され
家を空けることが多かった。
『お父さんは立派な人なのよジャック』
母親はそう言って俺の頭を撫でた。
『僕もお父さんみたいになって
みんなを守ってあげる!』
ベッドに寝かされウトウトとしながら
母親に決意表明をした幼い俺。
『いい子ねジャック愛しているわ』
チュッと額にキスをして
部屋を出ていった母親。
暫くすると深い夢から醒めるほどの声に
俺はそっと部屋を抜け出し両親の
寝室へと向かって行った。
ドアの隙間から様子を伺うと揺れる母親
ぐちゃぐちゃと水音が響き
聞いたことの無い甘い悲鳴を上げていた。
『ああっ!いいわっ!…もっと!
もっと奥に…!あああんっ!』