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セイドレイ【完結】
第23章 折衝

「──ちっくしょ~、兄貴の奴!なんでずっと亜美の部屋に居やがんだよ!今日はせっかく客が来ない日だってーのに…」

いつものように亜美を犯したくとも、部屋にいる健一が邪魔でそれができないことに腹を立てている慎二。
仕方なく、ムシャクシャしながらパソコンと睨み合い、"例のサイト" にアクセスする──。

動画投稿サイト「セイドレイ」の年間MVPに選ばれることはほぼ確実である「aminogosyujinsama」は、すでに一部のマニアの間では神格化されていた。

匿名掲示板やSNS等では、慎二が投稿している猥褻動画が話題になりつつある。
さらには、慎二のアカウント宛にインディーズレーベルからAV制作を持ちかけるダイレクトメッセージも何通か届くほど、その人気はうなぎ登りといったところだ。

動画のダウンロード販売の売上はすでに相当な額になっていたが、そもそも金に興味がない慎二は一度もちゃんとその額を確認したことがない。

慎二は未読のダイレクトメッセージを確認していると、数日前に届いていた一通に目が止まる。

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はじめまして!
いつもエロエロな動画をありがとうございます。

ダメ元でお願いなのですが…
自分は〇〇県△△市□□区在住の者です。

もし近場なら、是非とも自分も撮影に参加させて
いただけないかと思っていまして…。
もちろん、謝礼はお支払い致します。

遠方だったり、そもそもご無理であれば
無視していただいて結構です。

でももし興味を持って頂けたら、
下記のアドレスまでメールお待ちしています。

xxx-xxxx@xx.xx.jp

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「お…これってまあまあ近所じゃん?」

実は、この手のメールはこれまで何通も届いていたが、県外だったり場所が記載されておらず、いつも適当に読み飛ばしていた。

ふと気になった慎二は、あらためて直近のメッセージを確認すると、比較的近隣に住むそれぞれ別の人物から、同じような内容のメッセージが2通、届いていた。

「…どーせ今夜は暇だし、捨てアドで送っときゃ問題ないしな。ちょっとからかってメール返信みっかな~」

慎二はパソコンのWebメールから、その2人に宛てたメールを送信することにしてみた。


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