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セイドレイ【完結】
第25章 暗転

ほかの男の存在に気づき、なおさら排尿が困難になる亜美。
すでに我慢の限界は突破しているのだが、どうしても出すことができない。

すると今度は、亜美の尻の穴に指が入ってきた。

「──ヒッ!?ダ…ダメッ…おしりっ…アッ」

おそらくこれは、慎二の指だ。
亜美はアナルを犯されると、失禁してしまう癖がある。
それを知っている慎二が、尻穴を刺激することで排尿を促そうとしているのだろう。

1本だった指が2本に増え、亜美の直腸を掻き回す。

「アッ…らめぇっ…!おひっこ…おひっこもれちゃうっ…アッ──」

次の瞬間──「プシュッ」と音を立て、放物線を描いた尿が男子用の小便器に落ちていく。
すかさず慎二は、尻穴に入れた指をさらに激しく高速で動かした。

「アッ、アッ、アッ…らめっ…らめぇっ…おひっこ…とまらないっ──」

尿意からの解放と尻穴への刺激──亜美はその快感に腰が砕け、床に尻もちをついてしまう。
しかし息つく暇もなく、今度は髪を引っ張られ、鼻をつままれた。

"口を開けろ"──の合図だと察した亜美は、大きく口を開き、ベロンと舌を出する。

そのままで15秒くらい待ったであろうか。
やがて生温い液体が、亜美の口内に注ぎ込まれた。

尋常ではないほどの塩辛さと苦味──その液体は、紛れもなく小便だった。
2人のうちのどちらかが、亜美の口に放尿をしているのであろう。

勢いよく放たれる小便は口から溢れ、亜美の全身を汚していく。
するとまだ残尿がある状態で、肉棒が口内にねじ込まれた。

「──ンンゥ!ンッ…」

この太さ、形、そして味──間違いなく慎二の肉棒だった。
亜美は尿にまみれた慎二の肉棒を口で清め、尿道に残る小便を「チュウ…」と吸い出す。
これも慎二に教え込まれた "お作法" のひとつ。

そうしていると──今度は別方向から生温い液体が注がれてきた。
──やはり、もう1人いるのだ。

亜美はまた口を開け、顔も知らない男の小便を口で受け止める。

そして慎二にしたのと同じように、その男の肉棒も口に含み、綺麗に掃除をした。

慎二のモノとは、大きさも形も味も違う肉棒──その持ち主は一体どんな男なのだろうかと、亜美は目隠しされた暗闇の中でぼんやりと考えていた。


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