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せめて、今夜だけ…
第2章 欲心
「おい、魚塚、マジかよ!?」
後ろから桐谷が俺を引き止めようと大声で俺の名前を呼んでいる。

残した女性には悪いが、桐谷と田中は他の女性と楽しめばいい。
欲で目がギラついてる女と飲んで何が楽しいのか俺にはさっぱりわからない。
不倫してた事を楽しげに話す気持ちもわからない。

早い話が、計算高い女は好きじゃない。
あれなら、物を言わないダッチワイフの方がまだマシだな。



「魚塚さんって噂通りマジでクール。でもやっぱイケメンだよね~」
「あんなスマートにお会計を済ませてくれるなんて、デキる男は違うよね~」

俺が去った後、女性陣が俺の話で盛り上がり、桐谷と田中だけが残った合コンなんてつまらないと言い出し、さっさとお開きになってしまったと、俺は次の日、桐谷から延々と愚痴を溢される事になる。



しかし、当の俺はそんな事など微塵も思ってなかった。
ただ、さっさとあの場から立ち去りたかった。

くだらない会話にくだらない時間。
頭からっぽの女と話してて何が楽しい?
どいつもこいつも考えることは一緒だな。

俺はもう、誰かを求めるのも、誰かに求められるのももう沢山だ。
どうせ傷つくだけなのに。

だから俺は何も欲しがらない。
何も欲しくないんだ。



レストランの外に出ると、ひやっとした風が頬を掠めた。
やっぱり、東京は寒い街だな、と改めて痛感した。





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