この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
郁美の真実 parallel story
第10章 〜背徳への萌芽〜
叔父の支配下に置かれた現状が続けば、自分がおかしくなってしまう。

幼いながらも、そう悟った郁美には、ひとつだけ望みがあった。

いつも一緒に遊んでくれた、いつも優しくしてくれた、ふたつ年上のお姉ちゃん。

叔父の長女である。

具体的なことまでは思いつかない。

しかし、彼女に頼ることで現状が打開できるのではないかと思った。

以前少し触れたが、彼女は郁美の2歳年上で、現在も郁美が実の姉であるかのように接する人物である。

郁美と結婚後、親戚付き合いの中で見た限り、私にはそう見えていた。

名前を「早紀」という。

彼女は叔父方の血筋の良さに漏れず、頭脳明晰で、やはりピアノやバレエなどの英才教育を受けた女の子だった。

このとき、13歳の中学1年生だが、郁美は、すらっとした長身で、ますます大人の雰囲気を身につけつつある彼女を心から信頼していた。
/381ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ