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2番目の女
第1章 わたしは2番目の女
「ここ?」


私の誘導に従い、たどり着いた正面には、4階建の灰色の外観のアパート。


「あ、ここですここ。ありがとうございました。初対面なのに申し訳ないです。変なことまで暴露しました。今日の話はわすれてください」


変なこと…もちろんレスだったこと。


男は勘付いたようで、



「ああ…うん。」

といった。


「じゃあ、わざわざすみませんでした。」

と、玄関に向かおうとした矢先、



後ろからフワッと、包み込まれるように抱きしめられた。


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