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第15章 真実

side 巧


「はぁ…はぁ……」

真穂は
ビクつく身体が落ち着いても
少し息を上げたまま
身体を丸くして目を閉じていた

恥ずかしくて
真穂は身体を丸めてるのかもしれないけど
目の前の白い柔らかな尻は
逆に俺を誘惑する

たまらなくなって
尻を舐めると
真穂はくすぐったそうに
「やっ」と小さな声を上げて
身体を起こしてしまった

「くすぐったい」

「俺は気持ちいいのに」

「気持ちいいの？」

「柔らかくて気持ちいい。
噛み付きたくなる。
それに」

「……」

「真穂の
どこを触っても気持ちいいし
真穂が気持ちよさそうにしてると
俺も気持ちいい」

そう言うと
真穂はそっと俺に抱きつき

「私も…
巧くんが気持ちいいと
気持ちいい」

と耳元で呟いて
俺の下半身に手を伸ばした

「…ん……」

真穂の手は
めちゃくちゃ優しく俺を握る

テクニックがあるわけでもない

ただ
優しく握りしめて
手を上下に動かすだけ

それでも俺は
猛烈に気持ちよくて
いや、
もっとして欲いからなのか
どんどん硬くなっていく

それなのに真穂は
「気持ち…いい？」
と心配そうに俺を見つめるんだ

「うん、気持ちいい…
でもありがと、もういいよ」

本音じゃない
ただ遠慮してみただけ
できればもっとして欲しい

けどそんなこと言えなくて
枕元のゴムに手を伸ばすと
突然真穂は俺の下半身に顔を近づけた

「あっ、真穂っ…」

真穂は小さな舌先で
俺の先走りを舐めとると
目を閉じて
遠慮がちにぺろぺろと
俺を舐めはじめた