この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
舞い降りた天使
第16章 空港
『わっ、ごめん!
俺スゲータイミング悪いじゃん。
切る切る、もう電話きるよ』

「いいよ。
なんか楽しそうだから。
俺の女が」

『え?』

「いや、なんもねぇ。
なぁ駿太」

『ん?』

「俺が彼女と彼女の子供
さらって帰ったらどう思う」


こんなこと
中二に聞いてどうすんだよ

そう思いながらも
聞かずにはいられなかった


『どう思うって?』


俺の背中
推して欲しいんだ、駿太に


「軽蔑するか?」


お前が止めても
俺の気持ちは
もう止められないけど


『は?何言ってんの?
さらわないでどうすんだよ。
一人で帰って来たりすんなよな。
タクニイ』


ただの子供

中二の甘い考えだ

けどそれでも
駿太のその言葉は
今の俺にとって
最強の支えだった


「…おぅ…楽しみにしとけよ」


『うん!
頑張れよ、タクニイ』


「ありがとな、駿太。
土産にちんすこう買って帰るから」


『なんだよそれ
マジいらねーー』


そんな駿太と電話を切ると
すぐに時間を確認し
俺は真穂の手を握りしめた

真穂の動揺は明らか

でももう俺に
迷いはなかった





/337ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ