この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
舞い降りた天使
第20章 返信
side 真穂


「わぁ!!さっちゃーーん!!」

「あかりちゃーーーん!」

引っ越す前によく遊んでいた公園で
桜が名前を呼んだのは
以前通っていた学校で
一番の仲良しだったあかりちゃんだ

2人は顔が見えると駆け寄り
そして
手を握り合うと
ぴょんぴょんと飛び跳ね始めた

桜の
あんなに嬉しそうな顔
私、久しぶりに見たかも…

「徳永さん、久しぶり!
元気だった?
また会えるなんて嬉しいわー」

私にそう声をかけたのは
あかりちゃんのお母さん

また以前の学校に通うことになったことを
あかりちゃんのお母さんに連絡をしたら
すぐに会いたいと
この公園まで来てくれたのだ

「私も嬉しい。
ありがとね、わざわざ…
さっちゃん
ほんと嬉しそうで…
あかりちゃんも
楽しそう」

そう言いながら
私の目が潤んでいるのを見たのか
みるみるうちに
あかりちゃんのお母さんの目にも
涙が浮かんだ

元気だった?
あかりちゃんは習字つづけてる?
学校はどう?
変わりはない?
さっちゃんとまた
学校に行ってくれるかな…

聞きたいことは山ほどある

でも
言葉にすると
泣いてしまいそうで
私はとあかりちゃんのお母さんは
言葉を喉に詰まらせたまま
しばらく
目だけで語り合っていた


/337ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ