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舞い降りた天使
第20章 返信

さっちゃんと話すために
駿太が俺の部屋に来たのは
それから3日後の夜

もちろん
駿太はさっちゃんと話すことを快諾してくれている

俺には
さっちゃんが駿太に何を話したいのか
分からなかったんだけど
駿太には
なんか理解できるみたいだった

「まだ離婚届こねーの?」

「あぁ、そうなんだよ。
もし別れるつもりでも
あっちとしたら
離婚届を急いで出す理由もないしな…」

「あ、そうだ」

「ん?」

「タクニイ
会いに行ったんだろ?」

「あぁ。
遠くから見ただけだけどな」

「映画みたいじゃん!」

「そんなことねーよ。
好きになったら普通じゃね?
お前だって
そうしたくなるよ」

「ふーん」

「顔が好きだとかなんとか
言ってるお前になんか
この気持ちは分かるまい」

「なんだよそれ
タクニイだって徳永さんの顔
好きなんだろ?」

「まぁな」

プルルル…

「あれ?真穂だ。
約束の時間より随分早いな…」

約束よりも早い時間の電話に
俺は心配になりながら
眉間にしわを寄せた

何も無ければいいんだけど…

「もしもし」

「私」

「うん、時間より早いけど何かあった?」

「急いで知らせたいことがあって」

急いで知らせたいこと…
その言葉に俺は動揺し
その様子を見た駿太は
心配そうな顔をしながら
俺に近づいた

「知らせたいこと?」

「うん、あの、連絡があって
実家から今」

「え?」

「届いたの、離婚届」

「えーーーっ!」
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