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舞い降りた天使
第23章 プレゼント


それから俺は
真穂に自分の部屋着を貸し
ぶかぶかのTシャツを着ている真穂を横目で見ながら
バーブティを淹れた

ソファに2人で座り
静かに
そしてゆっくりと
バーブティを流し込む

こんなことを
まったりと楽しむことができる
そんなところも
真穂を好きな理由の一つだ

さて

そんな真穂と結婚するために
避けては通れない
あの話、しなきゃな


「さっちゃんの帰りは何時?」

「18時の予定」

「あと…2時間半か」

「うん」

「じゃ、ゆっくり話できるな」

「ん?」

「俺とさっちゃんのこと」

「あ…うん、そうだね」

真穂は
少し背筋伸ばして
きゅっと唇に力を込めた

「何緊張してんだよ。
緊張すんのは俺の方だろ?」

「でも…私も緊張する。
だって
何が正解かなんてわからないから…」

真穂の言う通りだよな
どうすればベストかなんて分からないし
みんな一人一人性格も違うんだから…


「巧くん、あのね…」

それから真穂は
まず
俺にさっちゃんの様子を詳しく話してくれた



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