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舞い降りた天使
第23章 プレゼント
そんな時間を過ごし
食事も終盤に差し掛かった頃
真穂に一本の電話が入った

それは俺の勤め先
つまり
真穂が復帰しようとしてる会社からだった

「緊急かも知れないから出た方がいいよ」

俺に促され
真穂は
携帯を手に店の外に出た

突然訪れた
さっちゃんと俺
2人だけの空間

妙に緊張しながら
俺はさっちゃんに話しかけた

「お母さん
すぐに戻って来ると思うけど
それまで俺と2人で大丈夫?」

真穂の仕事が忙しい時
2人で時間を過ごしたことがある
だから
こんなことわざわざ聞くことじゃないんだけど
俺はそう聞かずにはいられなかった

なんか懐かしいな…
さっちゃんをはじめて休憩室で
預かった時のこと

あの時は
嬉しそうに、恥ずかしそうに
俺と居ることを
楽しんでくれてたのに…

あー…それにしても
今思えば
あの頃より
さっちゃんはずっと大きくなって
なんか
しっかりしたな…

顔色がそのまま表情に出る
子供らしさはそのままに
目の奥では
何かを考えてるような
強い意志を感じる時もある

子供の成長
半端ないな

「タクニイ」

「あ、ん?何?あ、大丈夫?」

「平気。
あのね、これ…」

さっちゃんは
俺が気にしていたことを
いとも簡単に『平気』と
ふた文字で答え
肩から掛けている小さなバックから
小さな袋を出して
俺の目の前に置いた



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