この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater22.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エメラルドの鎮魂歌
第12章 エメラルドの鎮魂歌 〜瑠璃色に睡る〜
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
…もう、幾度愛し合ったのか、分からない…。
八雲は体位を変えながら、数え切れないほど瑞葉の体内に、精を放った。
それらは紅く蕩けるように熟れた淫孔から、溢れ出し…ゆっくりと滴り落ちていた…。
「…あ…も…う…むり…おなか…あつ…い…」
美しい眉を顰め、呻く瑞葉を八雲は優しく抱きしめて添い寝する。
「…貴方が女性でなくて良かったと心から思います。
もし、女性だったら…幾度孕ませてしまったか分かりませんから…」
「…八雲…」
…父と子で交わってしまった罪の深さにぞくりと背筋を震わせる。
けれど今はそれすらも、甘い禁断と背徳の蜜のように瑞葉を酔わせた。
「…僕たちは罪深い…。でも…もういい…。
お前と僕は愛し合っているのだから…。誰に非難されても構わない…」
「…瑞葉様…」
「…お父様と…呼んでもいい…?
僕は篠宮のお父様には愛されなかった。
…でも…本当のお父様には、身も心も愛された…。
僕は…幸せだ…」
八雲の深い瑠璃色の瞳に初めて涙が浮かんだ。
「…瑞葉…!…すまない…!」
強く掻き抱かれ、胸の中に貌を埋める。
「謝らないで、お父様…。僕は…愛するひとに愛されて幸せだから…」
…だから…一緒に眠って…と、瑞葉は小さく囁いた。
…お父様と会えなくて…もうずっとゆっくり眠っていなかったから…。
そう言いながら、八雲の胸に貌を擦り付ける瑞葉を、懐深く抱き締め、その蜂蜜色の美しい髪に口づけをする。
「…ゆっくりお寝み…瑞葉…。
もう何も心配はいらないから…」
優しい大きな手が、瑞葉の髪を撫でる。
…愛しているよ…。
鼓膜の奥に甘く囁かれ…やがて瑞葉は深い眠りに落ちた…。
八雲は体位を変えながら、数え切れないほど瑞葉の体内に、精を放った。
それらは紅く蕩けるように熟れた淫孔から、溢れ出し…ゆっくりと滴り落ちていた…。
「…あ…も…う…むり…おなか…あつ…い…」
美しい眉を顰め、呻く瑞葉を八雲は優しく抱きしめて添い寝する。
「…貴方が女性でなくて良かったと心から思います。
もし、女性だったら…幾度孕ませてしまったか分かりませんから…」
「…八雲…」
…父と子で交わってしまった罪の深さにぞくりと背筋を震わせる。
けれど今はそれすらも、甘い禁断と背徳の蜜のように瑞葉を酔わせた。
「…僕たちは罪深い…。でも…もういい…。
お前と僕は愛し合っているのだから…。誰に非難されても構わない…」
「…瑞葉様…」
「…お父様と…呼んでもいい…?
僕は篠宮のお父様には愛されなかった。
…でも…本当のお父様には、身も心も愛された…。
僕は…幸せだ…」
八雲の深い瑠璃色の瞳に初めて涙が浮かんだ。
「…瑞葉…!…すまない…!」
強く掻き抱かれ、胸の中に貌を埋める。
「謝らないで、お父様…。僕は…愛するひとに愛されて幸せだから…」
…だから…一緒に眠って…と、瑞葉は小さく囁いた。
…お父様と会えなくて…もうずっとゆっくり眠っていなかったから…。
そう言いながら、八雲の胸に貌を擦り付ける瑞葉を、懐深く抱き締め、その蜂蜜色の美しい髪に口づけをする。
「…ゆっくりお寝み…瑞葉…。
もう何も心配はいらないから…」
優しい大きな手が、瑞葉の髪を撫でる。
…愛しているよ…。
鼓膜の奥に甘く囁かれ…やがて瑞葉は深い眠りに落ちた…。
![](/image/skin/separater22.gif)
![](/image/skin/separater22.gif)