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エメラルドの鎮魂歌
第3章 禁断の愛の果実
「…瑞葉様…!」

瑞葉の体内は、想像を遥かに超えて柔らかく熱く…そして蕩けそうになりつつも、八雲を甘く締め付けてきた。

狭い肉筒は八雲に纏わりつくかのように、妖しい蠕動運動を始めていたのだ。

その動きに合わせて、ゆっくりと最奥まで己れの牡を突き入れる。
「…ああっ…!…はあ…っ…んん…っ!…」
その衝撃に息を呑み、思わず仰け反る瑞葉の華奢な身体を強く強く抱きしめる。
「瑞葉様っ…!」


…とうとう…瑞葉様とひとつになれた…!

全身が震えるような歓喜と快感が駆け巡る。
性交をしてこのような気持ちになったのは、生まれて初めてのことであった…。

感激と快楽が洪水のように八雲を一気に襲う。
…先ほどまでは、微かな恐れと迷いがあった。
ずっと持ち続けていた、欲望とのせめぎ合いの震えるような畏怖の気持ちだ。

…けれど今は…。
瑞葉の稀有な極上の身体に、ただひたすら酔い痴れる。
同時に瑞葉への愛おしさが、止めどなく溢れ出す。
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