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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第3章 君を俺好みの女性にする

優しく頭を撫でると、ベッドから抜け出した。
毛布からお尻が見えたので、目をギュッと閉じた。

「そこに着替えがあるから、起きる時に着けて」

扉が閉まる音が聞こえ、目を開けて目尻を指で押した。

もうちょっと寝ててって言われても…
弱みを握られた相手の部屋で寛ぐなんて出来ないよ…
とりあえずお礼言って、ココから出よう…

そう思い、着替え用の服を見てみたら…Yシャツ1枚だけなんですけど…!?
下も無いし、下着も用意されてない!?
下着は男の人だから、仕方ない…

スウェットじゃなくて、Yシャツだけって…
繁正さんって変態なの…!?

他に着る物が無いので、仕方なくシャツに腕を通した。
大きいから下半身は隠せるけど、股がスースーして落ち着かない…

ガチャ

「アレ?もう起きたの?」
「はい…あっ。昨日は助けていただいてありがとうございました」
「お礼は良いけど、飲み過ぎは気を付けな。怪我してたよ」
「ごめんなさい。アレは近くで転んじゃって…」



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