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第20章 新しい関係

繁正さんと結婚すると繁正さんのご家族以外にも、親戚や会社関係の人とも上手く付き合っていく必要がある。
私みたいな平凡な女だと繁正さんバカにされてしまうんじゃ…

「私、繁正さん側の親族の方と上手くやっていけるでしょうか…」
「ははっ、無駄な心配しなくても大丈夫。親父以外に経営者は居ないし、成金思考の人間は居ないから、舞花の事を受け入れてくれるよ。もし嫌な人が居ても無理に付き合わせないから安心して」

私の少ない言葉でも、繁正さんは考えを汲み取って提案してくれる。
彼に負けないよう、私も繁正さんを第一に考えて、繁正さんの為に自分に出来る事をして支えていきたいと思う。

「私、今までで1番幸せです…もちろん不安もありますけど、繁正さんを精一杯支えていけるう頑張ります」
「ありがとう。でも無理しないでね、舞花のペースでやってくれたらいいから」

「これからもよろしくね。奥さん」
「…はい！」



ー『新しい関係』終わりー