この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第5章 君を見てると我慢出来ない…
「舞ちゃん、あの人が親会社の…」
けいちゃんがそっと指差した方を見ると、案内されている1組の男女が。
男の人は眼鏡を掛けて、髪型もキチンとセットされてて、顔も整っててカッコいい…
女の人はちょっと童顔だけど、キリッとした雰囲気で私服もオシャレ。
2人とも仕事が出来そうな感じが出てて、お似合いだな…
なんて思っていたら、男の人と目が合い、何故かこちらに近付いてきた。
「どうも」
「あ、えっと…」
誰だっけ、この人…?
初対面だよね…
周りの視線が気になる。
「忘れちゃった?2回も身体を繋げたのに…」
「……っ!?」
耳元でそっと囁かれた声は、一昨日聞いたあの人の声で…
フッと笑いかける表情も…
「思い出した?」
な、何で繁正さんが会社に!?
「どうしたの舞ちゃん?この人と知り合い?顔真っ赤だけど…」
「何でもない!ちょっとお手洗い…」
女子トイレに逃げ込み、気持ちを落ち着けてから出ると…
「ここに居るの驚いた?」
「うわぁっ!?」
「ふっ、今のも最高」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


