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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第5章 君を見てると我慢出来ない…
顔が赤かった…?
…あの人のせいだ…!
あの人が変に触るから!
「だ、大丈夫です。早く戻ろうと走ったから、汗かいちゃったのかな…」
「そうか。でも、ハイヒールで走ると危ないから、あんまり走るなよ」
「ありがとうございます…」
僅かに熱くなった頰を軽く叩いて、何となく急いでお弁当を完食した。
社内で不埒な行為をされた自分が恥ずかしくなった…
「佐々木さん」
「はい?」
廊下で呼び止められ、振り返ると同じ部署で働く男性社員。
あんまり話した事無いし、接点ないけど何の用なんだろ…?
「どうしたんですか?」
「あー、今週の木曜日なんだけど、佐々木さん何か予定ある?」
「木曜日…」
木曜日はバイトは入れてないし、出掛ける予定も無い。
「無いですけど…」
「良かったー。実は社内の人と合コンするんだけど、佐々木さんもどうかなーって?」
多分人数合わせなんだろうなー…
でも、断るのも申し訳ないよね…
「良いですよ。私なんかで良ければ」
「本当に!?助かるよー!」
「助かる」って声に出てるよ…
「事前に参加費をもらってるんだけど、3000円で」
「はい」
「ありがとう。後でお店言うから待っといて」

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