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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第6章 可愛い反応ばかりだと、男装してても抱いちゃうよ?

「舞ちゃん、合コンに行くって言ってたけど…」

翌日仕事をしていると、けいちゃんが少し不機嫌そうに話してきた。

「行かない方が良いよ。社内合コンなんて、見知った人でやるから出会いが無い」
「そうだけど…」

出会いを求めて合コンに参加するわけじゃないからな…

「地味な私を人数合わせで呼んだのは分かってるから。その分、目立たないようにご飯を食べとくんだ」

ご飯目的だ、と強調するとけいちゃんが「舞ちゃんらしい」と笑ってくれた。

「舞ちゃんがそう言うんなら止めないけど…それより、合コンでもそうだけど、出会いとか求めないの?」
「うーん…私の場合は借金があるから。それに…」

借金より男性に引かれそうな問題があるんだよな…

「木曜日って言ってたけど、舞ちゃん水曜は仕事だから、早く帰って寝たいんじゃないの?」
「大丈夫だよ。大学の時もバーで働いてたから、軽い夜更かしなら大丈夫」




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