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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第1章 古谷(フルヤ)との出会い


日曜日、朝イチの私の2時間後、彼がやってきた。

「おはようございます。」

彼の笑顔の挨拶で、古い店の中にいつもと違った空気を感じた。


「おはようございます。まずはロッカーとかの説明するから着いてきて。」

「はい。」

レジ裏のドアを開けた所が休憩室兼ロッカールームになっている。


「このロッカーに貴重品とか入れて、このエプロンもここにかけてね。あと鍵は必ず閉めてね。」


そして簡単に休憩室の説明を終え、倉庫に向かい場所などの説明をした。
古谷は真面目に聞いている。


そして店内に戻りレジでの仕事、ポップの事、並べ方等基本的な事を教えた。


「結構やる事あるんですね。」
古谷が言った。

「そうね。出来そう?」

「大丈夫だと思います。本が好きなんで楽しいです。」


「それは良かった。とりあえずは本を覚えながら接客とか品出しとかやれる事やって。分からなかったら聞いてね。」

笑顔で答え、古谷もありがとうございますと言い、早速品出しをする為倉庫へ向かった。


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