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scramble
第3章 結子
竹中結子は榮子の隣の棟の5階に住んでいた。
旦那はしがないサラリーマン。
勤続30年くらい働いて定年退職するだろう人生。
退職金何千万円かもらったら余生をゆっくりと過ごす人生設計を立てている。
そろそろマイホームが欲しい。
結婚時にはすぐに購入する約束で入籍したはずなのに。
もう数年が経過してる。
というか、籍に入ったら旦那に借金があることが判明。
いきなり借金地獄に。
これって結婚詐欺じゃない?
もうその時点で旦那には愛想が尽きてしまった。
なんで私がこんな目に。
旦那の借金の肩代わりに、日常のように借金の催促状に電話に。
挙げ句の果てには家にまで押しかけてくる。
もうノイローゼになりそう。
もう分かりました。どうにでもなさってください。
でも私が作った借金でもないんです。
主人から取ってください。
もう私は離婚します。
ところがそうもいかないんだよ。
旦那の会社に行ったら、旦那はずいぶん前に辞めてるんだよ。
会社を。
何ですって?そんな。
主人は?主人はどこです?
大方逃げたんだろ?
あんたを残して。あんたに借金を押し付けて。
初めからそれが目的だったんだよ。
そ、そんな。私はこれからどうすれば?
お決まりの文句を言わせるなよ〜

もう数年も前の話しだ。
もう今では客の相手など慣れたものだ。
彼女は今度開店する店に回されることが決まっていた。
何でも海岸の倉庫を改装した店らしい。
もとはダンスクラブだったらしい場所だ。
そこには、かなりの数の多重債務を抱えた主婦が回されるらしい。
そこで、みっちりと完済のために働かされる。
開店は未定らしい。まだ人材が集まらないからである。
結子はフェラチオタイムの真っ最中である。
5階まで上がってくる人なんてよほどの物好きか好きモノだわ。
団地は3階より上の階は空き家になっており、各階段など空き家だらけでそのうち取り壊されるのでは?との噂まである。
どうせ人なんて疎らにしか住んでいないんだもん。
結子はほとんど裸のような状態で生活をしていた。
帰ることのない旦那の苗字を掲げた表札は薄汚れて傾いている。
アアッ!アアッ!アアッ!
奥さん感じやすいのかなぁ?
外まで響いちゃってるよ。
奥さんじゃありません。
もう元人妻みたいなもの。
ウグッ!ウグッ!ウグッ!
言葉ではそう言いつつも声が漏れないようにタオルを咥えて食いしばる


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