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scramble
第11章 栞
澪は縛りつけられて1日が経過していた。
出ろ。
お前の代わりが数人来ることになった。
シャワー浴びさせてください。
身体中が唾液と精液まみれなんで。
いけ。そっちを使え。
お前もそのうち出られる。
そしたら第二の人生を楽しむんだな。
一般人は議員寄宿舎などには入れないんだ。
中でいろいろやってるが、こっちは見て見ぬふりをするしかない。
しばらくは大人しくしているんだな。
ここではそれぞれ番い*(つがい)にされる。
お前にはオレだ。
ここから出れればその時初めて自由の身になれる。
好きなように生きるんだな。
補助金も支給されるから当分は生活に困る事はないだろう。
もうしばらくの辛抱だ。
外界に出て外で出会う事があるかもしれない。
しかし、その時は一切接触してはならない。
目が合っても知らないふりをするしかない。
覚えておくんだな。
栞はキッチンでの雑務に忙しかった。
まず動いてはいけない。
身動きすらできない。
何故ならマネキン扱いされていたからである。
栞は男に頬を片手で掴まれ、左右に向けられて見られている。
そのあと乳房を揉まれて鷲掴み。
感度を調べられる。
…くッ…はぁ…
ふん!まあまあだな。片足あげてろ。
栞は言われたとおりに片足を自ら掴みあげる。
男は合意に栞の下半身を弄りだした。
んんんッ!くぅ!
…上手い…この人…無理…耐えきれそうにない…
あああッ!
ブシュ!ブシュ!
バカやろ!何吹いてんだよ。てめえは。
しかし、口を聞いてはいけない。
…人間は産まれてきたことにはさまざまな理由がある。
我々は相手から刺激を受けながら成長していく過程が用意されている。
自分の今までの行いや、過去世での行いによるものらしいが。
わたしの知ったことではない。
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