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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜



「久しぶりに昼の休憩時間に美味しいランチを食べに行けたからテンションが上がっているのよ~!レディースセットが豪華なお店だったから青木は誘わなかったわ」


「いや、オレは別にいいですよ」


「パスタ美味しかったよ?夜だと他のセットメニューも豪華だからオススメ」



二人は私が入社してから仲が良かった。


穂並さんは気さくな人で他の男性社員ともこんな風に話しているから青木くんが特別というわけではないと思う。……それに彼氏もいるから。


一方、私はいつも黙って二人の会話を見ているだけ。


声を掛けられたら話すことができるけど、自分から間に入り込んでいく勇気はない。


しかも、青木くんは社内の女性にモテてるし、女子力が低い私なんかが気軽に話していい相手ではない。


こうやって勝手に意識して避けてしまっているけど、本当は私も穂並さんのように青木くんと話したかった。


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